記憶力の低下

記憶力の低下は加齢だけが原因ではない、ストレスやうつと物忘れの関係性

物忘れなど記憶力の低下は加齢によるものと考える方は少なくありません。特に高齢者の場合は、認知症であると判断されてしまうこともあります。
しかし、記憶力の低下を招く原因は加齢だけではないため、きちんと原因をつきとめないと全く必要のない治療や投薬を受けてしまったり、逆に必要な治療が受けられずに症状が進んでしまうといった可能性もでてきますので注意が必要です。
では、加齢以外で物忘れなど記憶力の低下を招く原因はなんなのかというとストレスやうつです。
この2つには密接な関係性があり、ストレス過多になるとうつ症状を引き起こしやすくなるのですが、なぜこれらが原因で物忘れなどが引き起こされるのかというと、まず極度のストレスによって集中力が落ちてしまい、それに伴って理解力が落ちてしまうことが考えられます。
またこうした状態が長く続くと、本来、脳の海馬に蓄えられるはずの記憶がノイズとなってしまい、物事を思い出せないといった症状が起こされるのです。
このようにストレス過多が続くと、先述したようにうつ症状が引き起こされやすくなるのですが、本格的にうつ病になると脳内にある神経伝達物質が減少してしまい、脳の機能が低下してしまいます。
記憶力の低下は加齢だけが原因ではない、ストレスやうつと物忘れの関係性
そのため、頭が寝不足のようにぼんやりとしてしまい、集中できない、少し前のことを考えたり思い出すことが出来ないといった症状が出てくるのです。
こうしたことが原因で記憶力の低下が落ちている場合の特徴は年代に関わらず症状が起こるということです。
つまり、本来であれば認知機能に問題が起こりにくいとされる若年層であっても、起こる可能性はあるのです。
特にやっかいなのが、若い世代でこうした症状が出てしまうと、なんらかの脳の疾患であったり、若年性認知症ではないかといった不安を抱いてしまいやすいことです。
こうした不安はより症状を悪化させてしまう要因となるため、早めになぜこうした症状が出ているのかをはっきりさせることが重要です。
ただ一般的には認知症などで起こる物忘れは、最近の出来事から思いだしたり、覚えられなくなっていくのに対して、ストレスやうつで起こる場合は、まんべんなく思い出せない、覚えていないというような症状が起こるとされていますので、そうした症状を一つの指標とするとよいでしょう。
また認知症と違って、こうしたことが原因で起こる認知機能の低下は適切な治療を受けて原因が改善されれば元に戻りますので、物忘れが激しくなったと感じているのであれば、まず医師に相談をするようにしましょう。